プロが教える「熱中症」乳幼児で注意したい5つのポイント
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@kosodate_110 管理人の遠藤です。
乳幼児の熱中症は、屋外だけでなく室内でも発症し、救急搬送される場合や重度になると生命に関わることもあるので注意が必要です。
乳幼児の熱中症は、体温調整機能が未熟なため に高温多湿な環境で体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態になり起こります。
こども家庭庁「こどもの熱中症」を防ぎましょう!のページから令和5年度における子どもの救急搬送に関するデーターを抽出してみました。
保護者と常に行動を一緒にしている乳幼児でも特に7~8月は、かなり多くの子どもたちが熱中症で救急搬送されていることがわかります。
◆こども家庭庁「こどもの熱中症」5~9月の搬送状況一覧表

乳幼児は暑くても「暑い」という感覚を周りの大人にうまく伝えることが出来ません。そして体温調節機能の未熟さゆえに、大人より暑さに弱いのです。周りの大人は子どもの顔色や汗の量などに気を配り熱中症のサインを見逃さないという事が大切になってきます。
ここでは、現役保育士の筆者が、乳幼児の熱中症について注意したい点を詳しく解説いたします。
乳幼児の熱中症は周りの大人が気づくことが重要な役割
まず、乳幼児の熱中症のサインは大きく分けて下記の6つ症状となります。
◆乳幼児の熱中症の初期症状6つのサイン

乳幼児が熱中症になる時には、おおよそ目に見えてわかる6つのサインが現れます。
めまいや顔のほてり・筋肉痛やけいれん・体のだるさや吐き気・汗のかきかたが異常・呼びかけに反応しない・水分補給が出来ない
これらの症状のうち1つでもあれば、危険サインだと思ってすぐに対処をしてください。
◆乳幼児の熱中症の応急処置4つのポイント
1.涼しい場所へ移動させる
2.水分を与える。この場合少しずつ与えることが大切です。また、水かミネラルウォーターが最適です。
3.首、脇、太ももの付け根などの動脈が近い部位を冷やします。体温を下げてあげることが大切です。
4.症状が重いようであればとにかく至急、救急車を呼んでください。
熱中症の6つのサインと応急処置を理解したら次は、夏の外出時「熱中症」にならいために注意すべき点をあげていきます。
「帽子をかぶる」が熱中症対策の鉄則!日陰や屋根のあるところで遊ぶ

子どもは大人よりも表皮が薄くて紫外線に対するバリア機能が弱いです。
また、細胞分裂が活発な幼児は紫外線に当たることにより「DNA損傷」を受けやすいことがわかっています。
神戸医療産業都市推進機構のがん情報サイトにも小児のがんや一般情報が掲載されており、リスクについて解説していますのでご覧ください。
参考:神戸医療産業都市推進機構「小児の皮膚基底細胞がんおよび皮膚扁平上皮がんの治療」より
幼児でも「皮膚がん」や「目の病気」のリスクが高まることが心配されていますので外出時は必ず帽子の着用を行うようにしましょう。
頭を守ることはもちろんなのですが、忘れがちなのが「首」です。首後ろに直射日光が当たると頭に体温が上がりすぎ熱中症の原因になります。もともと体温が高い子どもは要注意です。


画像:アンジェ web shop楽天市場殿より
例えば上記写真のような首の後ろがすっぽりと覆えるようなタイプの帽子だと涼しさが増します。また画像の帽子は保冷剤が入れられるような形になっていますのでかなり熱中症対策に良いと言えます。
公園や戸外で遊ぶ際は日陰や屋根がある場所を選んであげましょう。私たち保育士も夏のお散歩コースでは、このようなことを考慮して木陰や風通しの良い日陰の場所をチョイスします。
風通しの良いシャツ、色は「白」が熱中症を防ぐ!

夏の外出に子どもには「白色」の着用をおすすめします。
なぜ白かというと国立環境研究所において暑熱リスク軽減には、何色の服を着るのが最適かという実験を行っておりその研究結果で「白」が最適だという実験結果が出ているからです。
気温30℃程度の暑さの日で、シャツの色によって「表面温度」が大きく変わって、10~15度も差があることが証明されています。

参考:国立環境研究所 2020.8.11の記事 「暑熱リスクと色彩選択」より
汚れて洗濯が大変とおっしゃる方も多いと思いますが、色による表面温度の違いで熱中症を防げるのでそのあたりは少々我慢をしていただきぜひ白い風通しの良い服を選んであげていただきたいです。
素材は、速乾性のある機能性Tシャツが良いでしょう。上記Tシャツのような500円前後の安価なものでかまいません。何枚か用意しておき途中で着替えさせてあげるといった配慮も大切です。
「水遊び」は熱中症を防ぐ、夏の遊びに最適!

水遊びは、他の外遊びと異なり「水」を使うため熱中症を防ぐ役目も果たしてくれるので夏の遊びとしておススメです。
また、水遊びのメリットとしてよくあげられるのは4つ
・五感を刺激・・・自分の体を使って体感できる、感触、匂い、などの経験は脳を刺激して発育にとっても大切
・バランス感覚を養う・・・水の中で上手に立ったり、座ったりこの体験でしか学べない感覚が身に付く
・体力がつけられる・・・、同じ動きでも水中のほうが多くのエネルギーが必要になるので水遊びをすることで体力がつくのです。
・コミュニケーション能力が付く・・・園などでは普段と違うお友達や普段と違うことを行うためそこに自然と友達同士で会話が生まれコミュニケーションをとれるのです。親子の場合も同じですね
「外遊び」+「休憩」はセットで考え、熱中症を防ぐ!

外遊びやプール遊びなどの後は、けっこう体力を使っています。適度な休憩とエネルギー補給を忘れないようにしてあげましょう。エネルギー補給には「水分補給」「糖質補給」「タンパク質補給」が必要といわれています。
水分補給は、汗をかいたり、水遊びをしたりすることで失われた水分を補充するため、糖質補給は、運動後に糖質を摂取することで、体内のグリコーゲンを補充し、エネルギーを回復させることができるからです。またタンパク質補給は、筋肉を修復し、成長を促進するために必要といわれています。
例えば・・・麦茶とバナナヨーグルトのような簡単に食べられるものがおススメです。麦茶で水分補給、バナナは糖質補給、ヨーグルトはタンパク質補給に最適です。また経口補水液もおススメです。このように休憩と同時に簡単なおやつを用意してあげると体力回復に役立ちます。
見落としがち「室内での熱中症対策」は重要!

実はこれが意外にも盲点という事があります。室内だから安心という事ではなく、室内でも対策を考えましょうという事なのです。室温、湿度、着る服の工夫で熱中症を予防できます。
夏の室温は26~28度、湿度は50~60%程度が良いと言われています。外気温との差は5℃以上にならないよう気をつけましょう。室温や湿度を調整するだけで不快感がなくなり、お昼寝などもぐっすり寝てくれます。
肌着は汗の吸収がよい、綿100%や綿の割合が多い混紡のものがおススメです。吸湿性の悪いナイロン製品の服などを1枚で着せるのは避けたほうが無難です。服に熱がこもりやすく、しかも汗をかくと身体が冷えるからです。
まとめ|乳幼児の「熱中症対策」注意したい5つのポイント

熱中症にならないために幼児で注意したい5つのポイントを解説してきました。
- 帽子をかぶり涼しい場所で遊ぶ
- 白い色の風通しの良いシャツを着せる
- 遊びに水遊びをプラスしてあげる
- 外遊びの後は水分と栄養の補給を忘れない
- 室内での熱中症対策も必要
どれも少し気を付けてあげるだけで対応できるものばかり・・・子どもの熱中症対策ぜひ実行してみてください。


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