保育士解説「慣らし保育は必要」その目的・必要性とメリット

慣らし保育で、泣いていやがる乳児を抱く保育士 子育て
慣れない園に泣いて嫌がる乳児

保育士解説「慣らし保育は必要」その目的・必要性とメリット

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@kosodate_110  管理人の遠藤です。

4月の入園シーズンが始まり初めての「親子離れ」を経験している保護者の方も多いかもしれません。

初めての入園となると、まずは園に慣れるための「慣らし保育」を行う園が一般的ではないでしょうか?
親子ともに初体験となる保育園生活・・・

「慣らし保育って必要ですか?」と聞かれることがあります。答えは「慣らし保育は必要」です。

知らない環境に子どもが慣れていくには時間が必要です。その時間を少しずつ作っていってあげることが慣らし保育の目的です。

このNEWSを見ると少し不安を感じてしまいますよね・・・

高知さんさんテレビ」0歳児《初めての挑戦》より

子どもが初めての親離れ体験をするための期間を「慣らし保育」と考えてください。

そしてここではなら日保育の必要性、目的、メリットなどについて話していきます。

慣らし保育の目的は、環境変化のストレス緩和

慣らし保育初日は泣くだけの子どもの様子
慣らし保育の最初は号泣き・・・

新しい環境で生活を始めることは、大人でもストレスがかかります。それは赤ちゃんであっても同じなのです。そんな急激な環境の変化に少しずつ慣れるように行うのが「慣らし保育」なのです。

いつもママやパパといた子どもが急に全く見ず知らずの人の所に預けられるわけですから、嫌がって泣くのは当然なのです。

泣くのは当たり前と心得ましょう。0歳児であれば「泣く」2歳児、3歳児だと「行かない」と言って泣くでしょう。泣いている子どもを預けるのは、親としてつらい気持ちもあるでしょうがそこを乗り切らないといけません。

「慣らし保育」は7~10日程度で終了しますが、終了したからと言って泣かない、嫌がらないという事ではありません。

本当に園に慣れてきたなと思えるには、数か月は必要だと思います。でも心配はいりません・・・どの子も通る道です。

「大丈夫です」この言葉を信じて毎日頑張ってみてください!

慣らし保育メリットは3つ

メリット1:園での生活リズムを徐々に身に付けることが出来る

全く知らない環境に急に預けられるとストレスとともに、子どもの生活リズムが崩れます。生活リズムが崩れれば精神不安をおこします。

このことは、横浜恵三子先生が日本教育心理学会発表論文「保育場面 と実験場面における乳幼児の不安に関する研究」にて発表されており、一気に過度なストレスを与えることにより「心理的な症状」「大人同様にメンタルヘルスの問題」を引き起こす可能性があるわけです。

つまり、「慣らし保育」は必要で、精神的ストレスでメンタルヘルスの問題を引き起こさないための大切な期間だという事です。

慣らし保育5日目で随分落ち着いてきた子供の様子
慣らし保育も5日目・・・慣れてくるとおやつも食べる

最初の1~3日程度は、1時間から2時間程度の預かりからスタートします。

玄関に入った途端「大泣き」したり「行かない」と言って嫌がると思います。泣かれてしまい罪悪感や後ろ髪ひかれる思いがあるかもしれませんが、保育士に伝えるべきことを伝えたらサッとその場を離れるのがコツです。

最初から1日という長い時間あずからないのは、先にも述べたように「新しい環境でのストレス」を一気に増やさないためです。

毎日園に来るんだという感覚がわかってきたところで、時間をもう少し伸ばして半日でお弁当や給食なしで帰る形にしていきます。

それにも慣れてきたところで、給食やお弁当の時間を設けて午後の時間帯まで預かります。

最終的に、お弁当や給食を食べた後に、お昼寝を行い午後の少し遅い時間帯まで預かる形に持っていきます。

そこまですんだら、ようやく通常保育で預かるという感じでしょうか・・・各園により方法は様々だと思いますが当園ではこの流れで行っています。

この時徐々に園に慣れていく子もいますが、なかなか慣れずに時間がかかる子もいます。個人差がありますのでママも他の子はもう慣れてきているのに「うちの子だけ・・・」と思いがちですが焦らないように!

お迎えの時は、たくさんのスキンシップと言葉がけで頑張った子どもをほめてあげてくださいね・・・

メリット2:保護者にとっての準備期間

慣らし保育後が終わり園に慣れてきて元気に遊ぶ子どもたち
元気に遊ぶ園児

不安なのは子どもだけではなく、実は保護者の方も不安なのではないでしょうか?沢山の保護者の方と接してきた経験から以下のようなことを考えている方が多いです。

①この園に預けて大丈夫かしら・・・ ②保育士の様子は大丈夫かしら・・・ そして何よりも自分が子どもと離れる事への不安が大きいという事です。

よく言われる「子離れ」という事ですが、母親となって1番最初に経験する「子離れ」が保育園に子どもを預けるという行動だと思います。

保育園の様子、保育士の対応などを色々観察しながら子どもだけでなく、保護者においても安心感を得るために必要な時間が「慣らし保育」なのです。

メリット3:保育士を知る期間

保護者と離れるのが不安で泣いている子ども
不安そうな子どもと保護者

慣らし保育では、子どもに慣れてもらうことと並行して、保護者との信頼関係の構築を行っていくことも大切な仕事となります。

保護者側からみると、保育士の人となりを理解する大切な時間でもあります。互いに情報共有を行うことで、子どものより深い所まで把握することが出来ます。

そして何よりコミュニケーションを取り合う中で信頼関係が生まれてきて、その後の園生活において円滑な保育ができるベースをつくることが出来るのです。

慣らし保育で園が気を付けている事・・・

慣らし保育中も保護者との連絡帳のやり取りは大切
慣らし保育では「連絡帳」を大いに活用

慣れることに精一杯なのは子どもですが、どうやって毎日を過ごしているのかがわからなくて不安なのが保護者ではないでしょうか?

そんな保護者の方たちの不安を取り除くために活用しているのが「連絡帳」です。慣らし保育の時には特に細かい所まで丁寧に子どもの様子を記入するようにしています。

その子が、どんな様子だったか、1日中泣いていたのか、途中泣き止んでおもちゃや保育士と一緒に遊んだのか、おやつや昼食はどのくらい食べたのか、お昼寝はどのくらいしたのか・・・など時系列で子どもの様子が把握できるように記入しお渡ししています。

反対にご家庭での子どもの様子や朝の状態などを記入してきてもらうようにもしています。このように保育園と保護者が上手にコミュニケーションを取りながら互いに子どもの様子を把握していくことが大切だと感じています。

この記事をご覧のママさん、パパさんたちも園との連絡帳のやり取りや、帰りの保育士との会話を大切にしてみてくださいね・・・

「しつけ」って何でしょう?

【子どもと付き合うヒントがたくさん】
■基本的な生活習慣の身につけ
■集団生活の中での人とのかかわり
■年齢に応じた働きかけ方や具体的なアドバイス

この記事を書いている人

保育士歴17年、2017年よりWEBライターとして記事執筆を開始。幼児教育、その他企業様にて様々なジャンルでの記事を執筆提供。2017年大手通信教材会社記事コンテストにて2作品とも優秀賞受賞、産後うつをサポートするNPO法人にて記事執筆、保育士通信講座にてコラム執筆執筆。現役保育士として保育に従事する傍ら執筆業にも従事。

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