保育士監修「子どもの誤飲」注意ポイントをイラスト付きで解説

薬を誤飲しそうな子どもの画像 子育て

@kosodate_110 管理人の遠藤です。

保育士が保育を行うときに、とても注意していることの1つが「誤飲」です。

ご家庭においても大人がちょっと目を離したすきに「えっ?こんなものを・・・」というビックリするような物を食べたり飲んだりすることがあります。

「医薬品」や「タバコ」など体内に入ってしまうと中毒をおこすもの、誤って食べたものが気道に入り込み窒息の原因となるなど危険がいっぱいです。

保育の現場のみならず、ご家庭でも注意していただきたいのでポイントをイラスト付きで分かりやすく説明していきます。

この記事を読むことで、子どもが「もしも・・・」の時にきっと役に立つはずです。

「子どもの誤飲」は、必ず起こるものと意識する

子どもの誤飲の発生場所で多いのが、実は家庭です。

1歳前後~3歳くらいまでの幼児に多く見られるのも特徴です。

手に取ったものをすぐ口に入れたがる乳児から2歳前後までの子どもは食べてよいものかどうかの判断ができませんのでより注意が必要です。

下記は、消費者庁が作成しYouTube上で公開している「子どもの誤飲」に関する注意喚起動画になります。

「子どもの誤飲」では、直径3.9センチは危険ゾーン

◆意外と小さい「子どもの誤飲」危険ゾーン直径3.9㎝

直径3.9㎝の円の画像

先の動画でもある通り、子どもの口の大きさは約4㎝程度なので、直径3.9㎝という大きさは、子どもが口に入れる可能性があると考えてください乳児では3㎝前後です。

頭で考えるよりも意外と大きいです。

イメージとしては卓球で使用するピンポン玉の直径が4㎝なのでそれより少し小さいくらいと思っていただくとわかりやすいかもしれません。

つまり、この大きさより小さいものを「子どもの手の届く場所に置かない」ということが重要です。

「子どもの誤飲」でよくあるもの6つ

◆過程でよくみられる子どもの誤飲物

誤飲でよくある6つのものの画像

子どもが触れるであろう、全てのものが危険なのですが、特に注意しておきたいものというのが6つあります。1つずつ説明します。

1.「子どもの誤飲」でよくあるもの:小さめの玩具

おもちゃのコインや、スーパーボールの様な小さなボール類は注意が必要です。

兄姉がいるような家庭では、このような玩具を使って遊んでいる場合があるかもしれません。そばから手が届くということも考えて大人が注意しておく必要があります。

2.「子どもの誤飲」でよくあるもの:医薬品

食卓の上やリビングテーブルの上、手の届く棚などにうっかり置いておくと誤って飲んでしまう危険性があります。

アレルギー疾患の強い子どもの場合は、ショック症状を起こす可能性もあるので注意が必要です。

3.「子どもの誤飲」でよくあるもの:電池類

こちらも子供の手の届く位置などにうっかり置いてしまった場合など大変危険です。

アルカリ電池の場合は、アルカリ成分で胃の粘膜を瞬時に溶かすといわれています。リチウム電池は内容物が漏れ出すと電圧が強いため体に電流が走るといわれていますので、さらに危険です。

4.「子どもの誤飲」でよくあるもの:漂白剤・除草剤などの薬品類

管理人の担当していた子どもも、過去に自宅の台所でキッチン用漂白剤を飲んでしまったという子供を知っています。

このような事例は家庭でよく起こる事例でもあります。

怖いのは、知らない間に口にしていたということが多く異臭や刺激があるため子ども本人が吐き出して気が付くというパターンです。

胃粘膜などを痛める危険がありますので飲んだ量にかかわらず対処が必要になります。

5.「子どもの誤飲」でよくあるもの:豆 類

豆類というのも注意が必要なため物の一つです。

ピーナッツ類やお菓子のチョコボールの様なものなどは食道を通らず誤って気管に入ってしまうことがあるからです。

6.「子どもの誤飲」でよくあるもの:ヘアピン・画鋲・クリップなど

先の鋭いものや変形したものなどは食道を通過する際、傷つける可能性があり危険です。

当園の保育士も髪の長い人はゴムで止めることとし、ヘアピンは危険なので禁止としています。

「子どもの誤飲」発見したら即行うべきこと

子どもの誤飲は、どんなものでも病院に駆け込むが鉄則です。飲み込んだものにより履かせてから病院へ行く方が良い時、何もせずにとにかくすぐに病院に駆け込んだ方が良いケース等があります。

◆誤飲したらすぐに病院に行った方が良いケース

誤飲対処法の解説図
飲み込んだもの別、対応表

1.「子どもの誤飲」玩具の場合

うつ伏せにするか、頭を床に向け逆さに抱え、背中などを叩き異物を吐かせる。
出てこない場合は至急、救急病院へ。何もせず病院でも可

2.「子どもの誤飲」タバコの場合

まずはどの程度口にしたかを確認、 何もせず救急車、もしくは救急病院に連絡。
病院到着後は、「どのくらいの量を食べ」「その後、どのくらい時間がたっているか」を医師に必ず伝える。(口に入れてから30分程度で中毒症状を起こし始めることが多いためです。)

3.「子どもの誤飲」薬品関係の場合

タバコの処置と同様、何もせず救急車、もしくは救急病院へ連絡。

「どの程度口にしたか」「どの程度時間が経過しているか」をしっかり伝える。

4.「子どもの誤飲」電池類の場合

何もせず救急病院へすぐ行く、どんな電池だったかを必ず確認する。同じものがあれば持っていく。「どのくらいの時間に」「どの電池を飲み込んだか」を説明する。
※電池の種類により体内で内容物が漏れ出す時間が変わる。特にリチウム電池の場合、体内に漏れ出す時間が早く、電圧も大きいため非常に危険。

5.「子どもの誤飲」クリップ・画鋲などの場合

口中を見て取れそうな場合以外は何もしない。取れない場合は、必ず救急病院に連れていくか、救急車を呼ぶ。

やってはいけない「子どもの誤飲」の対処法

◆やってはいけない5つのパターン

子どもの誤飲時にやってはいけないことの画像

①無理に吐かせようとしない
②何も症状が出てない場合は、慌てず対処する。
③吐く、痛がる等の症状がある場合は、早急に病院へ。
④顔色が変わる、チアノーゼなどの症状が出て窒息状態の場合は至急、救急病院へ。
⑤むせる・咳など食事中・遊びなどの最中に起こった場合は様子を見る。収まるようならさらにその後、見守る。咳や、むせる状態が継続する場合は病院へ

「子どもの誤飲」で対処後に気を付けること

処置をして落ち着いても、数日間は見守りが必要。

その時は大丈夫でも、急に様子が変わることもあるため、少しの異変も見逃さず、通常よりもさらに注意深く経過を見守ることが重要になってきます。

少しでもおかしいと気づいたら対処してもらった病院へ連れていき診察してもらうことが必要です。

まとめ

子どもが誤飲してしまうとすごく慌てると思います。

しかし「危険だと考えられるものは子供の手の届く場所に置かない」ことで未然に防げることがほとんどで、1番大切なことです。

あっては困ることですが、少しでも知識として頭に入れておくことでお子さんを「危険」から守ってあげてください。

この記事を書いている人

保育士歴17年、2017年よりWEBライターとして記事執筆を開始。幼児教育、その他企業様にて様々なジャンルでの記事を執筆提供。2017年大手通信教材会社記事コンテストにて2作品とも優秀賞受賞、産後うつをサポートするNPO法人にて記事執筆、保育士通信講座にてコラム執筆執筆。現役保育士として保育に従事する傍ら執筆業にも従事。

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